竿の調子は硬ければ硬いほど良いとされる時代があった。それから30年余りが過ぎ、ラッティーツイスターも含め各メーカーがライトなロッドを開発生産して「曲げて釣るのが楽しい」が広まっている。原点回帰を思い、初心にかえるつもりで硬いブランクスを焼いた。懐かしい気持ちで試作したのだが、フィールドに携えてみて、今でも硬いロッドを好むアングラ―の気持ちが改めてわかった。それはフッキングの確実性とカバーに潜られた際にも対応できる圧倒的なトルク。一言で表現するならば「安心感」ではないだろうか。糸フケが多少出ていてもフッキングできる決定力、潜られた際に発揮される魚を引き寄せるトルク。また、魚のヘッドシェイクをダイレクトに感じられる臨場感がある。ロッドが曲がる楽しさとはまた違うロッドに魚とのファイトをそのまま伝えられると、柔らかいロッド、硬いロッドのそれぞれに楽しさがあったのだと再認識させられました。長さは遠投力、フッキング力を考慮して8フィート2インチに設定。この長さを活かして、潜られた魚を引き寄せる際のベリーからバットにかけてのトルクは何とも言えず気持ちが良い。かつてのモデルを懐かしみながら、現代の技術・バランスを落とし込んだ製品に仕上げることができました。
※ブランクカラーは「Azuki」になります
Model M82 PLUS
Length 8″2″
PE Line #8-10
Wt. 277g Sec. 2 ※オフセットグリップになります。
Price 59,000yen + tax
Blank Color : Azuki Thread Color : Matcha